モーラナイフのハンドルを滑りにくく改造【スティップリング】

Dec. 17, 2017

今までに冬にテントの中にいてトイレに行きたくなったけど行くのがだるくて一晩我慢したことがある人はツイッターで良いねして下さい!出るのが億劫で水筒にしてる人はコメントして下さい!

サイト管理人の友人Sです。プラハンドルが滑りやすい!って問題、半田ゴテで解決しましょう。

FRNなどの樹脂ハンドルは優秀です。軽量、高強度、安価、そして色の自由度が高い!

でも欠点が一つだけあります。素材としては摩擦係数が低くて滑りやすいんです

解決するにはスパイダルコのヴォルケーノグリップみたいに大胆に凹凸をつけなきゃいけません。

逆にヴォルケーノグリップみたいにすれば一般用途ではほぼ無敵なハンドルです

さて、問題はサビナイフみたいなつるつるのプラハンドル。特に実用ナイフではハンドルが滑ると手を切ったりして危険です。今回はモーラのベーシックのカーボンモデルです。すこし安いからかラバーハンドル採用の他のモデルと違ってこいつはFRNハンドル。

前置きが長くなりましたが樹脂なんで熱をかければ溶けます。半田ゴテで表面に凹凸をつけてやれば滑りにくくなるだろうって考えです。これを“スティップリング”って言います。やり方は簡単で半田ゴテの先っぽをチョンチョン押し付けて凹凸をつけていくだけです。コテ先の先端の形状によっていろんなパターンができます。それによって表面の荒さもいろいろ変えられます。今回は小手先を丸く削ったものを使っています。今回疲れていたのかわりとテキトーだったのでちょっと出来は汚いです苦笑。

まあ説明もくそもない簡単な作業なのでぜひ試してみてください。

赤丸部分はシースが緩かったのでシース内の突起に押さえられてディテントとなっているハンドルの窪みを少し溶かして深くしてみました。おかげでシースの固定力が上がってだいぶマシになりました。

他にもいろんなパターンができますので是非いろいろ試してみてください!

ABOUTこの記事をかいた人

ストイックに理詰めで装備システムを構築する実用主義者。ponkyがデザイナーならSはエンジニア(B2は中間でバランス良い)。Sからすれば実用性第一で見た目は二の次のようだ。体力はないが、読図やロープワークは超得意。
イギリス生まれなのにアメリカ英語しか使えない日本育ち。