オピネル本格カスタム

OPINEL

オピネルはフランス製の大衆ナイフです。安価で人気があり、アウトドアショップではどこでもと言っていいほど見かけます。

アウトドアを趣味とするひとにとっては最初の一本として人気が高いですが、炭素鋼と呼ばれる鋼は切れ味が良い反面サビに大変弱く、水場での調理用としては致命的なことに、湿気によって刃が出にくくなってしまいます。

その一方安価で入手製が高いためにカスタムや改造の素材として利用されることも多く、様々なナイフを使用したけれど原点に戻りたいといったユーザーからも支持されています。

今回のカスタムコンセプト

誰も作っていないようなカスタムで、デザインにまとまりのあるようなモデルを作ろうかと思います。

今回は

・フィンガーチョイル

・ドロップポイント

この二点を主軸に作っていきたいと思います。

今回使用するナイフはこちらのオピネルNo9です。

ロック機構を外そう

ロックをかけたまま、ラジオペンチでブレードを無理やり開こうとすると、ロック機構が外れます。

外れるとこんな感じ

かしめてあるピンを外そう

ピンの膨らんでいる側を金属やすりで削っていきます。

これぐらいまで削ります。

釘などを使ってピンを外します。

全てのパーツがばらばらになりました。

グリップの成形

グリップに削る位置の下書きを書いて…

続いて裏側を削ります。現在はこんな感じ。

大きめの部分はノコギリでカットします。

表面を少し磨いてみましょう

ブレードを削る

刃の部分を削っていきます。販売されている刃物は焼き入れという処理がしてあるため、鉄鋼やすりでは削ることができません。今回はダイヤモンドやすりを使用しました。

削りたい部分に下書きをします。

万力にセットして…

ダイヤモンドやすりで、ひたすら削ります。

グリップの油漬け

亜麻仁油という油は揮発することで樹脂になる(詳細は検索お願いします)油です。サラダ油、オリーブオイル等ですと、揮発せず、ずっとベタベタですのでお気をつけください。

ジップロックに浸るようにして1日放置します。取り出した後は吹きとって、元と同じ手順で組み直すと…

完成

いかがだったでしょうか?自分色に染まったオピネルを是非作ってみてくださいね!!