シュアファイア ヘルファイター

July.28,2019 ターミネーター


AGECアウトドアにアクセスしていただきありがとうございます。サイト管理人の友人Sです。

今回よりコンテンツの内容を少し変えていこうと考えています。詳細なレビューは動画にして、ウェブサイトの方は概要と細かいデータの記載にとどめようと考えています。

で、動画が非常にグダグダになりました。ごめんなさい!

色々試行錯誤していくので最終的にどうなるかはまだわかりませんが、しばらくは動画+記事の組み合わせでやっていこうと思います。よろしくお願いします。

失礼ながら、暖か~い目で見守っていただけると幸いです。


シュアファイア最強の座に長年い続けたヘルファイター。

最強は最強なんですけど、、、なんか感動があんまり無いんですよねこれだからLED時代の若僧は(以下略)

これ、パワー絞り出しスーパーかっ飛びレースマシンというよりはなんかスーパーカブや軽トラに近いです笑。

信頼性や耐久性、実用性をとにかく重視した作りで、なんて言うか、特殊用途ではありますが、その用途で本当に実用するためだけに作られています。

決してマニアを唸らせるような変態的な性格じゃないです。※そういうのはイメラントとかエースビームとかでお願いします

デザインという言葉が全く見当たらないあたり、一番シュアファイアらしいピュアなライトかもしれない苦笑。このクラスのライトで趣味性を棄てて実用性だけを考えて作れるのは米軍の契約だけで生き延びてるシュアファイアだけです。民間向けの製品はマーケティング下手くそすぎるだけか。

モデルの系譜を見ると2006年頃にヘルファイアとして開発、某ミサイルと名前が被ったのかすぐにヘルファイターに改名、その後フィルターの仕様を変更したりして今は後継のヘルファイター4になっています。(ヘルファイター5は計画のみ?)

って2と3はどうした!!

開発当時こそLEDはまだまだ駆け出し期で3000lmという爆光を出すにはHIDしかありませんでした。いや、3000lmなんてそれこそ感動ものだったと思います。それが今ではLEDの急速な進化で3000lmなんて簡単に出せるようになりました。照射距離なんかもLEDのハンドライトで同程度の中心照度を叩き出せます。

各部のクオリティはさすがシュアファイアですが、使っている技術自体は自動車のヘッドライト業界とそんな変わりません。

それでも現行のHF4も未だにHIDを採用し続けています。

それは光量維持という絶対的なメリットがあるからです。

下にランタイムグラフを載せましたので皆さんも見てどうぞご感動ください。こんなのLEDじゃいんぽっしぶる~!

中心照度なんかもやたら上げて飛ぶようにしているわけではなく、肉眼で目視できる距離を考慮して必要十分な照度に抑える代わりにあえてその照射範囲を広くとって捜索に最適化されています。

 

さて、こいつは普通のサーチライト系のライトと何が違うのか。

こいつは戦闘用です。車やヘリに積んでるでっかい機関銃につけることだけを考えています。

買ったときに泥んちょだったので米軍で酷使されたと見られますが、人が〇られてる現場見てんじゃねえのかこいつ。。。まあ、過去の経歴は知りませんし、あんまり気にしませんが。

でっかいマシンガンはそう、とにかく衝撃に耐えなきゃいけない

シュアファイアの特にウェポンライトの衝撃対策はキセノン時代には色々面白いことやってましたが、現代は主に基盤のポッティングとネジ部のロックタイトです。ヘルファイターもその辺はもちろんやってます。

でもマシンガンは規格外の振動兵器。んねもんじゃ耐えらんねえ!!

そこで、、、

全てをラバーマウント!

マウント、フィルターラッチ、フィルターリング、ヘッド。。。

って、この位置にヘッドガスケット、、、おめえはエンジンか!!

さらに、いろんなとこにぶつける事も想定してボディがメッチャ頑丈です。どこ見てもくっそ分厚い6020-T8の塊。そりゃ60万円するわな。強度マージンを大きく取りすぎるあたり、すごくシュアファイアらしいです苦笑。さすが2セルライトごときに4.5㎜厚ボディ採用したり18650対応のために規格棄てたりするバカメーカー。

なお、その代償が重量2.4㎏。あれ?思ったほど重くない?いやいや、これバッテリー抜きですから。

それでも各部、削れるところを削って軽量化を頑張っているのが見て取れます。

スペック

SUREFIRE Hellfighter
寸法:約L22cm×H17㎝×W12.5㎝(本体部のみ)
重量:約2.4㎏
光源:HID
光束:3000lm
ランタイム:約30分(4000mAhバッテリー)
UI:シングルアウトプット、本体スイッチ-リモートスイッチ直列接続
電源:12V電源又はBA-2590/BA-5390/BA-5590
規格:ビーストと互換性有
フィルター:FM7x(本個体はFM73)

 

ビームパターン

配光自体はリフの一般的なものですが、LEDと大きく異なる点はスポットの中心部が一番明るいです(LEDはスポットの周縁部が一番明るい)。

撮影中、大量の虫が集まり、さらにそれを狙ってコウモリが集まってきました笑。また、水面を照らせば魚がわんさか逃げるわ楽しいライトです。

ごめんなさい、カメラの扱いが素人なのでうまく写るような設定がわからなかったので設定がバラバラです。できるだけ肉眼に近いようにしましたが、設定でかなり変わるのでご理解ください。

カメラはSONY DSC-HX100Vです。

対岸(約120m)

絞りf/3.5、露出時間1s、ISO-400

鉄塔(約350m)

絞りf/3.5、露出時間0.62s、ISO-800

屋内

L=100cm

絞りf/4.5、露出時間1/320s、ISO-100

L=50cm

絞りf/2.8、露出時間1/1600s、ISO-100

参考(マグライト4D)

L=100cm

絞りf/4.5、露出時間1/2s、ISO-100

L=50cm

絞りf/2.8、露出時間1/20s、ISO-100

ランタイム

シュアファイア ヘルファイター
電池:FTX5L-BS(4000mAh)
室温:23.5℃
フィルター開放
冷却無し

感動!

冷却無しでこんなに綺麗に光量維持するLEDライト、特に3000lmクラスではまずありえません。さすがHID。

点灯後、安定するまでの時間は短く、バラストの性能はさすがシュアファイアといったところです。HIDなので不安定時の色温度は一定ではなく、点灯直後は色温度がどんどん下がったり、最後のフリッカー時は赤い光がチラついたりしてました。

動画

詳細は動画をご確認ください。

広告

現在店頭にて販売しておりません。

こいつ、売ります!

追記Jan.4,2020

諸事情により大幅値下げしました。

レストア済みで多分国内唯一の稼働個体です。そこそこのお値段はします。とはいえ、それなりの年代物で米軍で酷使された個体ですので状態はご理解ください。

興味ある方はEZ-liteにお問い合わせ下さい。

住所:171-0014東京都 豊島区池袋2-53-11

営業時間: 13:00 – 20:00(休業日は事前にSNS等で告知されるそうです)
 

【参考】ケーブル配線図

ケーブルは基本的に消耗品と考えて下さい。特に本個体のケーブルは摩耗が激しかったです。世代ごとに違いがあるかもしれませんが、本個体の配線は以下の通りでしたので補修等される場合は参考になればと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

ストイックに理詰めで装備システムを構築する実用主義者。ponkyがデザイナーならSはエンジニア(B2は中間でバランス良い)。Sからすれば実用性第一で見た目は二の次のようだ。体力はないが、読図やロープワークは超得意。
イギリス生まれなのにアメリカ英語しか使えない日本育ち。