NITECORE MT10Aのレビュー

単三電池への統一

以前レビューしたゼブラライトH52Wとともに、電池の規格を単三(AA)に統一いたしました。リチウム電池(CR123A)や18650なども大容量で魅力的ではありますが、災害時や山行の際にパーティメンバーから借りたり、コンビニ、山小屋で購入できるのは大きなメリットです。日々の使用の際は14500充電池やエネループの使用でお得に使用できます。

MT10A

今回購入したこちらのMT10Aは単三電池1本で使用するフラッシュライトです。以前レビューしたNITECORE MT1Aの後継機種です。
主な変更点は赤色LEDの追加とフロントスイッチによるモード変更です。個人的に注目しているのはテールまで伸びた長いクリップです。このクリップであればポケットからの露出も少なく、ランヤードなしでの携帯でも安心です。

スペック

LED:CREE XM-L2 U2 + 赤色LED
重量:60.7g(電池含まず)

明るさ / 点灯時間 (14500×1本使用時)
ターボ: 920lm/ 30分
ハイ: 500lm/ 45分
ミドル: 180lm/ 1時間45分
ロウ: 70lm/ 5時間
さらにロウ: 1lm/ 100時間

赤ビーコン
ストロボ

明るさ / 点灯時間 (単3×1本使用時)
ターボ: 170lm / 2時間45分
ハイ: 95lm/ 3時間30分
ミドル: 48lm/ 7時間15分
ロウ: 17lm/ 20時間
さらにロウ: 1lm/ 102時間

赤ビーコン
ストロボ
SOS

照射距離 : 170 m
防水性能:IPX-8

レビュー

本体には使用する電池や本体の写真が印刷されています。マットな紙質で高級感があります。

内容物を見ていきます。
本体、ケース、ジップロック、説明書が入っていました。

ジップロックには
Oリング2つ、クリップ、交換用スイッチ、ランヤードが入っています。

クリップの形状がパッケージと違いますね…
この製品の魅力が半減してしまいます…
この個体は返品することになりそうですが、本体を見ていきます!!

本体側面にはmt10Aという印刷があります。表面のツヤ感がチープさを出してしまっているのが残念です。ジェットビームはフィニッシュが綺麗だっただけに残念…

ヘッドスイッチはヘッド側が4本線、テール側が電源マークです。クリッキーな押し心地は使いやすそうです。4本線では赤ビーコン→赤→さらにロウ→ロウ→ミドル→ハイ→ターボ
電源マークではその逆という上下スイッチという形を取っています。使いやすい使用感でした。

リフレクターは少しデコボコとしたオレンジピールリフレクター、赤色LEDが側面についています。ビームパターンは汚いということもなさそうです。

スイッチには誤動作を防ぐバンパーのようなものがあり、ランヤードホールと兼用です。よく考えられています。フロントスイッチにモード変更をさせているためテール側には電源という意味合いをもたせているようです。オーライトなどテールスイッチを無くした製品が多い中では希少なモデルだと思います。
ただし良いことだけではなさそうです。いわゆる電子スイッチのようにクリックから点灯までのタイムラグが若干ではありますがあります。チカチカと点灯させられず、困ることもあるかもしれません。また、ナイトコア製品一般に言えると思いますが、クリックが硬いです…

最後に

今回はアマゾンでの購入だったので、交換をお願いしました。交換されたものについては後日レビューできればと思います。