クリスリーブの折りたたみナイフをメンテナンス

Inkosi(インコシ)のメンテナンスをしました。

 

クリスリーブというアメリカのメーカーの折りたたみナイフ(フォールディングナイフ)、inkosi(インコシ)のメンテナンスをしていきます。

インコシのレビューもしましたので興味ある方はちらへ!

今回使うのはこの自転車用のグリス『EXTREME FLUORO』。

フッ素が主成分で、購入時に付属しているものと成分が近いので今回はこのグリスを使います。

インコシを分解していきます。

メインのピポッドは付属の1/8インチのレンチを2本使って分解します。1/8″レンチを1つ紛失していたので、今回はレザーマンのビットを使いました。

その他のねじ止め部分は付属の5/64インチで分解できます。

同クリスリーブ社のSebenza(セベンツァ)の場合は5/64インチのレンチ2本で完全に分解できます。

分解できました。

クリスリーブはパーツ数が比較的少なく、メンテナンスも簡単にすることができます。

このインコシはワッシャー(銅製パーツ)が専用設計なので見ていて面白いです。

 

ペーツの清掃に入ります。

まず、劣化していたグリスを拭き取ります。

次にワッシャーを青棒と呼ばれるコンパウンドをつけた革砥で磨きました。

(青棒はピカールなどでも、革砥はティッシュペーパーなどでも代用できます。)

これをすると『すべりが良くなる』などと言われていますが、金属を磨くということは多かれ少なかれパーツを削って薄くしてしまっているので、自己責任で行ってください。

約30往復磨きました。銅製なので柔らかくすぐに鏡面になるのは気持ち良いです。

この時点では目に見えない程度のコンパウンドが付いているので、洗剤などを使って良く洗ってください。
ワッシャーの鏡面化と全パーツの洗浄が終わりました。
組み立てていきます。

 

冒頭で紹介したグリスをワッシャー周りにつけていきます。




組み立て終わりました。

刃を閉めている状態で、刃の先端(ポイント)が中央に来るようにメインのピポッド(刃を止めているネジ)を調整してください。

刃が中央にある状態でピポッドがゆるい場合は『ロックタイト』などのねじ止め剤を使ってください。

作業終了です。メンテナンス前に比べてオープン時の滑りが良くなりました。

クリスリーブを実用する人は少ないとは思いますが、非常に良いナイフです。まだレビューを書いてないのでそのうちだそうと思います。レビュー書きました。

メンテナンスについてわからないことがあれば、クリスリーブのQ&Aを参考にしてください。

参考に今回使った自転車用グリスのリンクを貼っておきます