SのEDCライト

surefire Z2L改“ショットガン”

Nov. 22, 2017 (Feb.26,2018ランタイムデータ追加)
サイト管理人の友人Sです。今回もよろしくです。
 
 
道具に愛着を持つ。
性能が突出しているわけでもなく、実用的なわけでもなく、使いやすくもない。
でも好き。
他人にとってはどうってことないものでもこれだけは自分にとっては特別
 
こういう情緒的価値を元祖レビューチャンネルnutnfancyの言葉を借りて2nd coolと言ってます。
純粋な機能性や性能を指す1st coolはどっちがいいとかいろいろと議論できますが、個人にとっての特別感や魅力である2nd coolに関しては誰も口出しできないのです。
 
所有して触っていじるだけで幸せに満たされてにやけてしまう。
こういう2nd coolがカンストしてるものってギア好きなら誰でもあると思います。
自分にとっては祖父に譲ってもらった古いバックの限定モデルの110。そしてもう一つ、今回紹介するシュアファイアのライトがそれにあたります。
今までこのライトは家を出る時はほぼ確実に筆者の左腰についていました。それは今後も変わらず同じでしょう。
 
といっても物は物です。人生で本当に大切なのは物じゃないですよね(笑)
ザック背負って山奥にキャンプに行ったりカヤックで遊んだりバイクでふらっと出かけてみたり家族と旅行にいったりと、生きてるうちに思い出つくっとかなきゃ損ですよね。
“良いもの”をいっぱい持ってて自慢してくる人をうらやましく思うことはないのです。
そういう人は物からしか人生の喜びが得られない可哀そうな人ですから(笑)。
 
 
本題に入ってもないのにいきなり脱線しちゃいました。
スミマセン。
 

事の始まり 

 
事の始まりは数年前。筆者はシュアファイアをもってなかったのでシュアファイアのライトについてなにも知らないままとりあえず“シュアファイア”が欲しくなりました。
 
そしてG2X PROを買いました。
 
価格は割高、18650非対応、価格を抑えた樹脂レンズ、滑りやすいボディと微妙なところはあったものの、日亜の高演色の1A駆動、樹脂ボディ+金属ヘッドという放熱性と軽量化のいいラインを突いたデザイン。それはそれでバランスがいいライトでした。
でも段々とシュアファイアを理解していくうちに気付いたことがあります。
 
G2Xはやはり何かが足らん‼
 
なんというか、シュアファイアらしさがあんまりないんですよねー。
注射器持ちが好きだったのでG2XにSKM工房のフックなんかをつけて遊んでたのですがなにかと手のサイズに合わないとか不満があったのもあると思います。やっぱ最初にG2ZXかせめてG2Xタクティカルを買っといてたらこうはならなかったんでしょうねえorz。
ちなみにフックも1年くらい使ってたら割れました(泣)。。。
 
 
後々シュアファイアもいろいろ買ってみましたが、やっぱり個人的にZ系が好きなのかC2とかを買ってもなんかしっくりこなくて即売りましたがボロボロの6Zを買ってはレストアしたりとかしたのはまだ持ってたりします。
 
というわけでG2Xには満足できずにZ2が欲しくなった筆者、ヤフオクに手を出す。
そして2005年頃製造のZ2Lを入手していじり始める
 
 
前置き長くなりすぎました。スミマセン。
以下、このZ2L、通称“ショットガン”の紹介です。
 
 
 

スペック

surefire Z2L 改 “ショットガン”
全長:約137㎜
ヘッド径:約32㎜
ボディ径:約21㎜
テール径:約25㎜
ヘッド規格:P
テール規格:P
モジュール:H2T 雷光三眼
LED:XP-G2 NW (ランク聞き忘れorz)
光束:400lm以上
UI:NA(シングルアウトプット)
ランタイム:2-3h(2500mAh,16650)
重量:
75g(モジュール、電池、ホルスター含まず)
16g(モジュールのみ)
51g(ホルスターのみ)
 
 

変更箇所(Oct. 2017現在) 

 

①ボディのラバーリングの最上段を除去してシュアファイア純正コンバットリングを逆向きに装着。

 細身の0.8インチ径ボディに1.5インチくらいのゴムのとっかかりがつくので指のかかりは格段に良くなりました。後付けのコンバットリングはずれやすいのでその下のテープを巻くことが多いのですが、こいつの場合は下にもともとのゴムのリングがあるのでテープを巻かなくてもノープロブレム。安定感も出て手の大きさにもピッタリで注射器持ちのしやすさは抜群、普通に持つとゴムが手のひらにあたって不快です。
 
 

②純正のZ41を除去、G2X用スイッチを移植してスティップリング

 もともとねじ切りがちょっと摩耗してるのかなんなのかZ41(6P等付属の純正スイッチ)だと操作が安定しないという事情もあってスイッチ変更。軽量化と両手を使いたいときに口でくわえる時のことも考えて樹脂スイッチです。Z41をPonkyに譲って七洋交産からG2X用の純正交換スイッチを入手。黒じゃつまらんので色はFG。さらに滑り止めにスティップリングもしました。
 
 

③ランヤード

 仕上げもテキトーで大したことないです。コンバットリングが後ろにずれないようにつけてるって部分が大きいです。タンカラーのカイデックスを切り出してランヤードリングにして2㎜のアクセサリーコードを編んだランヤードつけただけです。※画像の形からは変更されています。
 
 

④KX4を除去してZ44を移植、H2T雷光三眼を装着

 入手時のKX4(後期型Z2Lについてくる純正ヘッド)は前オーナーがサバゲ中に被弾してガラスが割れてました。ベゼルリングリムーバーなんて持ってなかったんでクライミングシューズのソールに押し付けて無理やり回したらうまく外れたのでテキトーにアクリル板をそれっぽく切ってはめてやりました。というわけでモジュールを買うお金が貯まるまではその場しのぎでKX4を使ってました(笑)。
 モジュールを買うこととなってKX4もPonkyに譲ってZ2Lよりちょっと前の世代のぼろいZ44(6P等の純正ベゼル)を入手。結構いじってるんで年代が違っても特に気にせず。ホントはCRYOSの放熱ベゼルなんかが欲しかったんですがP規格ってもともと放熱性が悪く、LEDライトには向いてないのでそこまで投資する気が起きずに断念。。。それにホルスターも作り直さなきゃいけなくなりますし。
 モジュールの選択において、EDCライトなのである程度の実用性も考慮しました。というわけで超高出力モジュールは即却下。放熱性が悪いP規格のデメリットができるだけ目立たないように多灯式を選びました。多灯式は1つ1つのLEDの負荷が抑えられるので高効率低発熱が特徴です。というわけでH2Tの雷光三眼をチョイス(本音を言えばクオッドが良かったんだけど金のない学生だったのでorz)。LEDは日亜と迷ったものの、XP-G2 NW(購入時にランクを聞きそびれたのは大失敗)を3つ、出力はノーマル通りの1A駆動。今考えればXP-E2にしとくんだったなあ。。。
 こんどはXP-E2の多色クオッドにして750-1000mA×2積んで放熱ベゼル移植とかにしよっかな~。

 

 

 
 
 

⑤ボアアップ

 もともと16650使ってましたが18650が使えないのは何かと不便だったのでとりあえずボアアップ。また、Z2Lはボディが細くてP規格のライトの中でも軽量です。それをボアアップで更に軽量化してやろうという思惑もあります。まあ、P規格の頭の巨大なネジからして軽量化という方向性がそもそも間違ってるのはあるかもしれませんが(苦笑)。貧乏人は旋盤なんて持ってないんで電ドルでボアアップです。電ドルにテープを巻いてちょうどいい太さにしてそこに紙やすりを貼ってちまちま3時間。旋盤が欲しくなります。
 樹脂スイッチとボアアップのおかげで電池抜きモジュール込みの重さが92gにまで軽量化されています。G2Xより軽いです。とはいえE規格とは勝負にならず、E2Eの1.5倍あります。
 使ってる電池はテキトーな余ってる18650です。
 
 

⑥SKM工房ホルスター→水道管ホルスター→レザーホルスター

 G2Xの時からSKM工房のホルスターをベゼルアップで使ってました。いいホルスターなんですけどEDCで自分の使い方だと3か月くらいで確実に割れて壊れてしまいました。スピードホルスターも巾着型ホルスターもデザインが好きだったんですけど割れては買いなおすを何回かやってるうちに限界を感じてきました。
 そこで水道管で自作するようになりました。素材の厚みが少し増えたのもあって耐久性は少し上がりましたが数か月使えば割れちゃいました。水道管ホルスターが割れては作り直すというのを10個くらいやった後に樹脂系ホルスターはあきらめました。ホルスターを作るのも結構手間がかかってめんどくさかったのもあります。また、樹脂系のホルスターはかさばって引っかかりやすく、当時の古いTシャツを見ると左腰の部分だけホルスターが引っかかったり擦れたりして細かい穴が空いてます(苦笑)。ちなみに一度、Ponkyの6PXD用にも作りましたが、その時は使い始めて一瞬で割れました(笑)。
 ライトってのはナイフなどと違って太さがある割に保持部分の長さがありません。なのでカイデックスなどでホルスターを作ろうとするとライトの抜き差しのときにカイデックスを狭い面積で大きくしならせなければならなく、負荷がかかりやすいので割れてしまうのです。さらに、抜き差しでしならせなきゃいけないので分厚いカイデックスにして強度を上げるわけにもいかないのです。というわけで最終的にナイロンかレザーにしようとなりました。ちょうどいらなくなったTOPSのテックスクリークXLのレザーシースがころがっていて太さ的にぴったりだったのでそのまんまちょっといじって今のホルスターになっています。らっきー。レザークラフトなんてしたことないんでつくりはテキトーですけどレザーにしてから文句なしです。
B2
B2です。
私もSKMの巾着型ホルスター・スピードホルスターをそれぞれ1つずつ購入しましたが、どちらも半年くらいで割れました。
カイデックスなどの樹脂ホルスターは使い捨てなのかなと思います。
 
 

レビュー

 
 
 ライトにしろナイフにしろ、EDC用のアイテムってのはある程度遊べます。本気のアウトドア仕様のギアは1st cool最優先です。とにかくハイパフォーマンスを維持しながら攻めの軽量化。見た目なんかは二の次。
 でもEDCだとある程度2nd coolを優先できます。ショットガンはそういうライトです。誰のためでもなく、自分のためだけのライトです。他人がどう思おうと関係ありません。いつも自分の左腰にこのライトがあるだけで笑顔になれる、結局これが大事だと思います。とはいえ、EDCライトとしては巨大な部類です。愛着が無ければこんなデブは持ち歩きません。個人的なイチ押しはEDCライトはオーライトのバトンシリーズかな?
 ショットガン君は性能面もそこそこです。絶対フィールドにもってくようなライトじゃないです。
 
 まず、注射器持ち(syringe technique)にメリットは無いでしょう。
 拳銃とハンドガンを一緒に操作するときにライトを保持する手でも銃を握れるようにと考案されましたが、実際にはライトを保持する手は銃をしっかりとはにぎれず、片手で撃つときよりはマシという程度みたいです。ハンドライトとハンドガンを併用する時はコンバットリングのパッケージ裏面に記載されているようにテールキャップにリングをつけるほうが(Graham technique)拳銃をグリップするのにははるかに効果的と言われています。まあ、この辺はあんまり詳しくないので筆者のいう事なんてあてになりませんが。
 普通にライト単体で持つときはさらにメリットがありません。注射器持ちは指2本で親指の付け根に押さえつけているだけなので叩き落とされやすいです。仮に変な人に襲われたとしても注射器持ちでぶん殴るってのもなかなか非現実的です。こんなことするくらいならテールにランヤードとしてゴム紐でもつけた方が賢いやつです。使うときにテールのゴム紐を手の上を回してヘッドにひっかけて固定します。ま、注射器持ちなんて一昔前のタクティカルライトのスタイルを懐かしむノスタルジアみたいなもんです。
 ちなみにですが、↑このJames EagerデザインのSureFire E2T-MV tacticianですが、ちょー久しぶりにいい意味でシュアファイアらしい方向性の設計で個人的には気になってます(現在先行予約中、出荷は来月から)。でもおそらくこれ(少なくともヘッドは)E規格じゃないです‼!てことは今後下手すりゃシュアファイアがE規格を放棄する可能性も無くはないわけです(ジョンマシューズさんの判断次第なので実際どーなるかは知りませんが)。スイッチは間欠点灯のみのtwisty、ヘッドを締めて700lm、ヘッドを緩めて7lmの二段階調光、ほかのE規格のライトとのヘッドの互換性は無しです。シュアファイアの相変わらずの迷走っぷりですが個人的にはかなり複雑な気持ち。。。唯一気になるのは、これネジの寸法的に18径にボアアップできんの?できるんだったら喜ぶけどできないんだったら規格を無駄に増やしたことに俺結構キレるよ?
(Nov.1追記)動画見なおしたら動画で触れられてたのはスイッチ互換性のみでヘッド互換性には触れられてなかったので筆者の勘違いでした。恐らくヘッド、テール共にE規格と思われます。でも、もしE規格だとしたらヘッドを緩めた時にOリングによる防水性に問題が出る可能性が高いのでそのあたりをどう解決しているか要注目です。大変申し訳ございませんでした。
 
 話を戻しまして、ショットガンでその次に気になるのがつるつるのボディです。C2もZ2もなんでつるつるボディなんでしょうねえ?滑りやすいです。PK氏からすればラバーがついてるから大丈夫だろみたいな感じなんでしょうかね?個人的にはすごーくチェッカリングが欲しいです。
 
 そして最大の問題。P規格。あの無駄に巨大なヘッドのネジ。無駄にデカく重く放熱性も悪い。キセノン用の規格だから当たり前です。やっぱりこーゆーこと考えてるともうP規格に投資したくないなあとか思うわけです。じゃあなんでショットガン使い続けるんだとか言われると何も言い返せないんですけど。
 
 H2Tの雷光三眼はやっぱりいいです。コスパがいいと思います。ただ、最高電圧9Vまで、逆説保護無しなので普通の人に気軽にぽいって貸せるライトではありません。きちんとわかってる人も酔ってるときは要注意です(笑)。
 XP-G2を3つ、1A駆動で公称400lm。公称値以上は確実に出ています
 気温にもよりますが、30分くらいすればヘッドは熱くなってきます。P規格の放熱性がどうこうとかもありますが1A駆動ですからこんなもんですかね?
 計測機器をもっておらず、目で見た感覚なのであくまでも参考程度にしかなりませんが、2500mAhの16650で2時間程度光量を維持、そこから光量が少しずつ落ちて点灯開始後約3時間で急に落ちる感じです。(追記)すいません嘘でした。詳細は計測データ参照↓。最大9VってあたりからしてもたぶんLEDを直流で3つつないでるのでブーストコンバータでも光量維持するのにそこそこの電力が必要なんだと思います。IMR使えばちゃんと光量維持するかも(めんどくさがって試してません)。それともただの熱ダレかな(めんどくさがって強制空冷とか試してません)?浅いリフにSSC-P4を積んだKX4も似たようなランタイムですが、明るさは約3.5倍。約10年間での半導体技術の進歩はすさまじいです。
 ビームパターンは広い中心光のみで周辺光はほぼ無し。多灯式なので配光はすこし乱れますが照射角が広く、高出力高効率なのでそこそこの明るさをある程度維持するにはとても有効で中近距離での作業にはかなりおすすめです。特にこれヘッデンだったらめっちゃいいなあ~とか真面目におもいまして、その結果また無駄にいじったライトとかも別にあるんですがそれはまた機会があれば紹介します。この雷光三眼がつかいやすいのは約30mまでといったところです。LEDや出力によっても異なります。いいカメラなんてもってないんでビームパターン見たければアカリ〇ンターさんのHPとかブログ見ていただく方が参考になります。
 
 
 
 
独断と偏見に満ちた評価
実用性:45/100
特別度:120/100
総合評価:80/100
 
 
 
ショットガンの後にもいろんなシュアファイアの旧モデルを売り買いしましたが(といっても大した量じゃないですが)ショットガンほど楽しめたシュアファイアはほかにありませんしショットガンは絶対売りません。
初めてのキセノン時代(LEDだけど)のシュアファイアで新鮮でしたし、いろいろ手を加えた分だけ自分の中では特別なんですよ。
ただただそれだけです。
 
 
 
 


 追記Feb.26,2018

ランタイム計測したので追加します。いずれも扇風機で強制空冷してます。
試してませんが多分9Vで駆動するのが一番効率良いと思います。
どれくらい変わるかわかりませんが、もしかしたら18650よりも18350を直列2本で運用する方が良いかもしれませんね。
・青:パナソニック製CR123A 直列2本 使用期限:05-2024 室温19℃ 強制空冷
・赤:KEEPPOWER16650 1本 2500mAh 室温24.5℃ 強制空冷
 
 
 

追記 Nov.9,2018

ビームパターン撮影してみましたが肉眼で見るより暗く写ってしまいますね。どうするのが良いのかいろいろ試してみる必要がありますね。

距離は50㎝です。

外側に向かって段々と暗くなっています。現実的に使える照射角は50°くらいでしょう。


 
ちなみに。。。
G2Xproですが、落として壊しました。保証書に販売店印がなく、販売店に無償修理してくださいといっても落としたのはこっちの責任と突き返され。。。
そもそもちょっと落とした位で壊れちゃいけないライトなんでしょ??
そういう信頼性のために高い金払ったんでしょ??
とそれ以来シュアファイアの現行モデルの正規品なんて買うもんかとグレました(笑)。
明らかにあんまりいい店ではなかったのでそこが問題だと思いますが。

 

B2
たまに貸してもらっています。ショットガンの名のとおり、近距離専用で拡散系ですがEDC(日常用)には便利なライトです。
パーツの色が揃っていないのが少し気持ち悪いです。カスタムだからこその個性ですね…

ABOUTこの記事をかいた人

S

ストイックに理詰めで装備システムを構築する実用主義者。ponkyがデザイナーならSはエンジニア(B2は中間でバランス良い)。Sからすれば実用性第一で見た目は二の次のようだ。体力はないが、読図やロープワークは超得意。
イギリス生まれなのにアメリカ英語しか使えない日本育ち。