マグライト鬼カスタム

アナログ最強 Jul.17,2018


本日もAGECアウトドアにアクセスしていただきありがとうございます。サイト管理人の友人Sです。

ここんところ記事滞っていてすみません。もうちょい頑張ります。

 

最近4ヶ月前(遅くなってすみません)、中古のマグライト入手しました。

傷だらけでボロッボロのマグライト3C。

ここまで容赦なく使い倒された道具って雰囲気があって良いですねえ。

明るさはたったの45lm!

暗いわ、デカいわ、ビームパターン汚えわ。

時代を感じますねえ苦笑。

製造は刻印から判断して恐らく80年代後期。ちゃんと知りたければマグ本社にシリアルナンバー伝えると製造日を教えてくれるみたいです。ちなみにシュアファイア6C発売が88年なのでマグライト一強時代の終わり頃ですね。てかこれ我が家で一番古いライトかも!

 

で、、

もうわかってる人は画面に向かってにやけてるかと思いますが、、、

数あるマグライトの中であえて3C(Cセル:単2電池)を選ぶってことは、、、

もっちろん、こ~ゆ~考えです↓

Cセル3本の寸法は26650を2本とちょうど同じくらいのサイズなんですよ。なのでマグライト3Cはカスタムベースによく使われます。こんなこと言って3Cの中古相場が吊り上がっちゃったりしても困るんですけどね苦笑。

で、26650で何を駆動するか。

もちろんLED化とか邪道なことはしませんよ笑。そんなんじゃ面白くありません。

※LED化の問題点については別記事参照↓

キセノンのLED化は性能低下?

2018.07.22

これもわかる人はもう察しがついてるかと思います笑↓。

アカリセンターでフィリップス5761を入手!!

フィリップス5761はG4口金という汎用規格のソケットに対応したハロゲンバルブです。インカンのカスタムでは良く知られているバルブで、6V30Wで700lmオーバーの光量を誇るクラス最強のバルブです。また、フィラメントの発光部が一辺1.6㎜なので最強の照射距離を誇るCREE XD-16のレベルです。ま、発光部が立体か平面かの違いはありますが。

今回はこいつをIMR直列2基掛けでオーバードライブしてやる計画です。多分寿命は短くなります。

それにしても30WってLEDで言うとmax4000lmオーバーのXHP70とかなのでさすがインカンって感じですね笑。

 

作業内容

今回の記事はこちらのサイトが大変役に立ちました↓。このサイト運営者の方は完全に泥沼に落ちてるA級マグライトマニアですね笑。

 

おそらく30年間ほぼノーメンテでこき使われてるのでオーバーホール。スイッチのラバーブーツとOリングも新品を用意。ヘッドのOリングの2本が簡単には手に入らなかったので状態の良い別個体から移植することにします。

マグライトは世代によってスイッチユニットの分解方法が違いますがいずれの場合もインチ規格のヘックスキー(サイズも世代によって違う)が必要です。

劣化してボロボロに裂けてるスイッチブーツをつまんではぎ取ります。この個体の場合はスイッチの穴に1/16インチのヘックスキーをぶっ挿したら回りました。(普通は3/16″が多いです)

あとはリテーナーリングをピンセットかなんかを押し付けて回して外すとスイッチユニットがスライドして抜き出せます。

固着してなくてラッキー♪

固着等も無く、無事にバラせました。ボディは洗浄して30年分の汚れを落とします。

てなわけでやっといじり始めます。

ボディに26650を収めなきゃいけないんでまずはボアアップ。

 

あがっ!!

削りすぎた泣。

ええい!エポキシパテで埋めちゃえ!

マグライトのスイッチ部は最初から防滴程度の防水性しかないからこれでいいのだ(やけくその正当化)。

スイッチユニット、リフ、レンズは作るのが面倒なので可能な限り流用するつもりです。

ちなみに、もし仮にリフを自作するとしたらスイッチユニットの腰上を取っ払ってソケット直付けにした方がヘッド内の空間を有効活用することができますが、純正スイッチユニットの耐衝撃性が失われてしまうのでそこが悩みどころですね。また、G5.3やG6.35など、G4より大きい口金の場合は寸法の関係でソケット直付けするしかありません。まあ、12V駆動にしない限りはG4より大きい口金にするメリットもあんまり無いと思いますが。

まあ、構造的には難しくないのでもし融けてしまったらそん時考えます。

ボアアップできたんであとはソケットを移植するのみ。

ちなみに車のヘッドライトの交換とかしたことある人はわかると思いますが、ハロゲンバルブは素手で触っちゃいけませんのでご注意下さい。触っちゃった場合はパークリとかで油脂をちゃんと落としましょう。

棒材を削りだして、とかも考えましたが、めんどかったのでマグライトの純正バルブの中身ぶち抜いて汎用のG4ソケットを突っ込みます。

アナログにエポキシパテで固定。

こんだけ突き出てると焦点位置合うかちと心配だなあ。。。。

ま、マグライトは焦点調整機能付きだし合わなけりゃそん時考えるか。

 

ここでスイッチユニットの接点を固定する突起が折れるハプニングが発生。さすが30年選手です苦笑。熱した針金でハウジングに直接穴を開けてネジで接点を固定して干渉部を削り落として解決。

26650だと電池の長さが短くなるので念のために接点に球切れのP60からもらったバネを半田付けしました。

スイッチ内部の接点の微調整をして接触不良と格闘。テスターで各パーツの導通を最終確認してとりあえず完成。

あとは組むだけです。

最後に新しいOリングをはめてグリスアップ。

ケチって汎用グリスを使用しましたが、実はゴムとの相性の関係であんまり勧めません。フラッシュライトにはシリコングリスを使ってください。

なお、お金をケチらない人はニョーゲルが一番のオススメです。

フラッシュライトのメンテナンス

2018.10.25

ひとまず完成!

うおお!なんじゃこりゃ!

クッソ明るいじゃねえか!!

インカンとは思えない明るさににやけてしまいます。

連続点灯させる勇気はありません笑。

 

さて、焦点ズレと内部パーツが熱で融けるのだけが心配ですが、、、

あ~あ。やっぱり焦点あってないや。。。

てか、ベゼルを回すとレンズとバルブが接触してコツンコツン言うております苦笑。

そりゃあこんだけ違えば無理も無いですよね苦笑↓。

ソケットをちょん切って作り直しても良いんですけど、、、ちっこいセラミックの塊を切るという作業は苦行である。。。

もうめんどくなりました

金を出してポン付けソケットを買いました

Tad Customsさんのドロップインソケットを入手しました。

自作ソケットと全然深さが違う。。。

何本か他のマグライトでも試してみたところ、世代によってはきつめのものもありましたが、ギリギリで入ります。あと0.01㎜大きければ入らないレベルの精度です。さすがそこそこ良い値段するだけありますね。

さすが専用品。フィラメント位置も純正とピッタリ同じ。

今度こそ完成!!

 

 

と、思いきや

 

フルノーマルのマグライト3Cと比較して中心照度を測定してたのですが、

 

計測途中

あれ???

なんで数値がみるみる下がってるんだ??

 

なんかレンズ曇ってねえか????

 

なんか変な匂いしねえか???

 

はい。

ほんの数分で融けました

リフの基部が曲がってます苦笑。レンズはわずかに変形していますがほぼノーダメージ。でもこの感じだとレンズが融けるのも時間の問題でしょう。

ちなみにレンズの曇りは塗りすぎたグリスが熱で蒸発したものですので簡単に拭き取れます。

まあ、当たり前ですよね泣。

車のチューニングでもエンジンのパワーアップをしても駆動系がそのままならミッションブローですもんね。

てなわけで次は金属リフとガラスレンズへの換装です。

マグライト用のガラスレンズは中国製のノーブランド品で激安で入手できました。

サイズはピッタリ。激安なのでもちろんボロフロートとかじゃないですしARコーティングとかは無いです笑。

でも問題はリフです。昔はマグライト用のカスタム品でOPリフや焦点調整カム無しなどいろんな金属リフが売られてたんですけど残念ながら今ではもう入手できません。

なので作る以外の唯一の選択肢はMag Chargerの純正リフの流用です。

マグチャージャーってのはもう既に廃盤になっている充電式のマグライトなのですが、こいつは出力が大きいので金属リフを標準装備していました。で、交換用パーツとして売られているリフなんですが、地味に高いんですよね苦笑(定価$30弱)。自作がめんどかったので買うことにしたんですけど、入手にはちと苦労しまして、結局eBayでデッドストックをちょっと安めで入手しました。

プラのフィンが邪魔でポン付けで入らないのでまず、リフの金属部分とプラのハウジング部分を分離します。プラ部分をフィットするように上手く削る手段もありますが融ける可能性もあるのでそこんとこは何とも。。。

リフの穴が小さくてバルブが微妙に入りません。

削りすぎないように注意しながら穴を拡張。

ボディとリフの間に隙間があくので寸法測ってスペーサーをとかも考えましたがめんどかったので耐衝撃性向上も兼ねてスポンジを詰めました。

純正リフやプラハウジングは焦点調節用のカムがありましたが、ハウジングを取っ払ったのでソケットのところのスプリングが伸びきって焦点位置がかなり前に出てしまいましたがギリセーフ。と言ってもヘッドのOリングが微妙にまだボディのネジの上なので見方を変えればギリアウトなのかもしれませんが苦笑。

さて、マグライトの構造をご存知の方はレンズの下ににスペーサーを入れないと防水が効いてないことにお気づきかと思います。それには単純な言い訳がありまして、

筆者、お金と気力が尽きました

なのでスポンジの弾力だけでレンズがベゼルのOリングに押し付けられてる状態です苦笑。まあ、趣味ライトなのでどうでもいいとは言え、本音はそういう細かいところこそ拘りたいんですけど、、、とりあえず今は後回しにします。

(今度こそ本当に)完成!!

うおおっ!!すっげえ熱量!!

キセノン時代の最後しか知らない筆者のような若僧にとってはなかなか新鮮なのです笑。

高出力LEDライトの光を耳にあてて見るとじんわりあったか~いってなるんですけど、こいつの場合は焼けるように熱いです。あんまり調子乗ると危険を感じる熱線です笑。

もう一つLED時代の若僧らしいことを書きますと、高出力ハロゲンは圧倒的にレスポンスが悪いですね。スイッチオンからジワっと点灯、スイッチオフからジワっと消灯。やっぱLEDってすげえなあ。。。

よし、こいつの名前は”鬼まぐ”だ!!

照射テスト

完成したので他のライトとも比べてみましょう!比較対象は、、、

左から

  • 鬼まぐ
  • マグライト3C(ノーマル)
  • シュアファイア6P(P60、CR123A*2)
  • シュアファイアM4(MN61、CR123A*4)
  • フィリップス5761+KT4レゴ(18650*2)

使用電池:

  • C:エボルタ、製造Mar.2013
  • CR123A:パナソニック、製造May.2014
  • keeppower IMR26650 4200mAh、製造2017ほぼ新品
  • jetbeam IMR18650 2250mAh、製造不明約4年間使用

18650だけ古い物で劣化もしてますので新しいセルほどパワーが出ないかもしれません。すいません、うちで2基掛け専用にしてるセルが古いのしかないので。。。

本当はシュアファイアM6のMN21バルブか12PM/12ZMのN62バルブを出したかったんですけどあいにく所有していないのでM4です。それでもMN61を入れてるので公称350lm!撮影環境や計測環境がどうしても変わってくるのでコントロールとして6Pも用意しました。

で、一番右のKT4レゴなんですが、実はシュアファイアのターボヘッド用のソケットも入手してたんです!

KT1/2はP規格、KT4はM規格なのでいろんなボディと組み替えられるうえ、G4なのでバルブも選び放題。これ最強だ。。。

マグライト改造するより絶対こっちのほうが良いわ

 

中心照度・電流値

鬼マグ (Philips 5761):4.8A / [email protected]
Maglite 3C:0.75A / [email protected]
SureFire 6P (P60):1.16A / [email protected]
SureFire M4 (MN61):2.37A / [email protected]
KT4 lego (Philips 5761):4.8A / [email protected]

電流はスイッチで計測。最初の数十秒は値が降下するのでしばらくしてから安定した値です。なお、他のバルブと比べてフィリップス5761はなかなか安定しませんでした。

オーバードライブできっちり4.8A流れてるので消費電力40W笑。そりゃあ電池の減りも速いわけだ笑。※ちなみにそれぞれ電圧が違うので注意

それにしても鬼まぐ強い。。。。

スポットがデカい分光量の割には中心照度も低めかと予想してましたがとんでもない数字が出ちゃいました笑。

同じバルブでもKT4の2倍の数値が出ているのが面白いですね。光学系が違うだけでこんなに違うとは。電流値は同じですが数値が安定するまでしばらく点灯していたのでそこで電池の差が全く無いわけでも無いのかもしれません。

え~っと、突っ込まれる前に言っときますけどランタイムテストとかしませんからね!このライトで連続点灯は下手すりゃ爆発炎上して非常に危険です笑。

ビームパターン

すいません。筆者はカメラは全く分からないんです。。。親友がカメラマニアなので今度ちょっと聞いてみます。

カメラの質や設定のせいかわかりませんがやはり肉眼とは全然違います。まだまだ試行錯誤しているところなのでクオリティに課題が残りますがご容赦下さい。あと、東京に住んでると真っ暗な場所なんて無いんですよ泣。周りの明かりは勘弁して下さい。

カメラはニコンcoolpixS3600です。

1枚目の距離は50㎝です。線は照射角の1/2を表し、中心を0°として、10°、20°、30°、45°です。

2枚目は距離約20mです。肉眼だと本当は100mくらいで比較するとわかりやすいんですけどカメラの性能不足で全然映りませんでした泣。ちなみに鬼まぐは他より明るさが一段上で150mオーバーでも全然実用できる照射能力です。

鬼まぐ

ごめんなさい撮影ちょっと失敗して下半分が切れちゃいました↑

マグライト3C

シュアファイア 6P

シュアファイア M4

KT4レゴ

まとめ

え~と、あんまり言うことも無いんですけど、、、、

このマグライトは買うときは¥1000もしなかったんですけど気付いたら1万円以上かけちゃってました笑。

お金と労力がかかったくせに出来上がったのはLEDに負けてる非実用的なライト。でも予想以上に楽しいおもちゃに仕上がりました。大変でしたが満足です。

インカンがこんなに面白いとは思いませんでした。

そのせいでここ数か月で知らないうちにキセノンライトが何本も増えてる現象が。。。財布へのダメージがきついです苦笑。

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ソケットを輸入するときに余分に入手してEZ-liteさんに置かせていただいたのでキセノンカスタムに挑戦したい方はお早めにどうぞ。G4口金なので用途や好みにあわせて様々なバルブを使えます。

フラッシュライト専門店ez-lite(イージーライト)に潜入!?

2018.04.16

マグライトCセル・Dセル用とシュアファイアM4・M6等のターボヘッド用のTad CustomsG4ドロップインソケットを1個ずつ置いてます。

マグライト用の方はすぐ使えるようにマグチャージャーのリフとガラスレンズをセットにします。昔ながらのCセルとDセル対応です。現行のMLシリーズは非対応です。

マグライト4Dとエボルタなら結構出力の高いバルブ入れてもいけそうな気もしますけどどうなんでしょうね。だれか試してみて下さい笑。5セルや6セルの長いマグライト持ってる方ならエネループで駆動しても面白そうです。

汎用のハロゲンバルブを使用しますので、電圧管理をきちんとして下さい。また、使用するバルブのワット数に対して放電量に余裕のあるバッテリーを使用してください。一般的なフラッシュライトより危険度の高いカスタムパーツになるのでご注意ください。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

S

ストイックに理詰めで装備システムを構築する実用主義者。ponkyがデザイナーならSはエンジニア(B2は中間でバランス良い)。Sからすれば実用性第一で見た目は二の次のようだ。体力はないが、読図やロープワークは超得意。
イギリス生まれなのにアメリカ英語しか使えない日本育ち。